女房役が指摘する、田中将大のPSでの“変化” ボールに「とんでもないキレ」
第1戦で好投した田中への賛辞やまず「投げるボール全てが狙い通りだった」
■ヤンキース 7-0 アストロズ(優勝決定シリーズ・日本時間13日・ヒューストン)
13日(日本時間14日)のア・リーグ優勝決定シリーズ第2戦でアストロズに2-3でサヨナラ負けを喫したヤンキース。4時間49分の熱戦を落としたが、田中将大投手が6回1安打無失点と好投した第1戦に勝利していたため、1勝1敗のタイで16日(同17日)の第3戦から本拠地ヤンキースタジアムに舞台を移すことになった。10月に絶大な勝負強さを発揮する田中への賛辞はやまず、女房役もプレーオフでの“変化”に驚愕。そのボールには「とんでもないほどのキレ」があると証言したという。地元紙「ニューヨーク・ポスト」が報じている。
2017年リーグ優勝決定シリーズと同じカードとなったヤンキース-アストロズ。予想通りの激戦が繰り広げられており、第2戦はヤンキースが延長戦の末に痛い星を落とした。それだけに、第1戦で挙げた敵地での勝利は改めて価値のあるものに。田中の力投に対する賛辞もやまない。
強打者揃いのアストロズ打線を敵地ミニッツ・メード・パークで“制圧”。6回を打者18人で仕留める超絶ピッチングでアストロズファンを沈黙させたが、女房役のゲイリー・サンチェス捕手は「彼は投げるボール全てが狙い通りだった。とんでもないほどのキレを出してくる。特にこの時期のプレーオフでは」と語ったという。いつもボールを受けている女房役も驚愕する快投だった
ポストシーズン通算防御率は1.32。7試合以上に登板した投手では、ドジャースのサンディー・コーファックス(防御率0.95)、ニューヨーク・ジャイアンツのクリスティ・マシューソン(防御率1.06)に次いで歴代3位という偉大な数字だ。そして、ポストシーズン先発7戦連続で2失点以下を記録した史上初の投手となった。
2009年以来の悲願のワールドシリーズ制覇に燃えるヤンキース。10月で無双状態に突入する田中の存在はどれだけ心強いことか。
(Full-Count編集部)