ヤ軍大物OBが欠場のスタントンに謝罪 「1年中離脱」発言は「ジョークだった」
ジャクソン氏はスタントンに直接謝罪、「寛大にも無礼を受け入れてくれた」
ヤンキースOBでスペシャルアドバイザーを務める「ミスターオクトーバー」ことレジー・ジャクソン氏が、アストロズとのア・リーグ優勝決定シリーズを2試合連続で欠場したジャンカルロ・スタントン外野手に第2戦後に苦言を呈した件で、「あれはジョークだった」と謝罪した。米ニュージャージー州最大のニュースサイト「NJ.com」が伝えた。
記事によると、ジャクソン氏は涙が出そうになっていた。MLBネットワークのジム・ボウデン氏(元レッズGM)に対してジョークを口にするという“くだらない試み”がラジオの生放送で展開されたことを知った時だった。「彼(スタントン)を非難するつもりは決してなかった」と語ったという。
ヤンキースは優勝決定シリーズ第2戦に延長11回2-3でサヨナラ負け。4時間49分の死闘を落としたが、スタントンはこの試合を欠場。「NJ.com」ではジャクソン氏とMLBネットワークやCBSに所属するボウデン氏との会話のやり取りを紹介。ボウデン氏からスタントンの欠場について聞かれ、ジャクソン氏は「彼は1年中離脱してやがるな」などと厳しい口調で苦言を呈したとしていた。
「NJ.com」によると、この発言についてジャクソン氏は釈明。試合前のインタビューでボウデン氏が、試合と関係ない話題(2人の誕生日が同じ5月18日であるということ)を振ってきたので、ジョークで返答したという。
さらにまだ生放送が始まっていないと思ったところで「スタントンは大腿四頭筋を痛めています。彼はラインナップから外れています。どう思う?」とボウデン氏から質問されたため「彼は1年中離脱してやがる。よくもまあ、(そこまで)怪我できるもんだな」とジョークで返したとしている。
発言が公になった後、ジャクソン氏はすぐにヤンキースのジャイソン・ジロ広報担当副部長に連絡を取った。ジロ氏はすぐにスタントンと話をするように提案したという。ジャクソン氏は「彼とは(膝の怪我の)リハビリ中に何日間か話をした。彼は寛大にも私の無礼を受け入れてくれた」と“誤解”が解けたことを明かしたという。
(Full-Count編集部)