オリックス紅白戦で「4番候補」2人が存在感 吉田正が2安打、T-岡田は2打点

ともに4番に座り猛アピール、新助っ人ロメロも含めて熾烈な争いに

 オリックスは13日、紅白戦(宮崎・清武)で行い、4番候補と期待される吉田正尚、T-岡田の両外野手が猛アピールした。

 まずは大卒2年目の吉田だ。白組の「4番・右翼」でスタメン出場。2回先頭、フルカウントから青山の甘く入ったカーブを中前へ打ち返すと、4点を追う4回無死一塁では育成・戸田から持ち味のフルスイングで右前安打。同一、三塁にチャンスを拡大し、続く杉本の中前適時打、2死三塁からの小田の右前適時打を呼び込んだ。5回2死一塁は見逃し三振に終わったが、3打数2安打と結果を残した。

 紅組の「4番・左翼」で先発出場したT-岡田も負けてはいない。初回1死一、二塁で空振り三振、3回1死 一塁で左飛に倒れたが、4-2と2点差に迫られた5回無死二、三塁で八木の外角直球を中前2点打。この回の大量5得点を演出した。この日は3打数1安打2打点だった。

 チームは4番候補として、昨年3Aで打率.304、21本塁打、85打点をマークしたステフェン・ロメロ外野手を獲得したが、昨季63試合出場で10本塁打をマークしブレイクを期待される吉田正、10年本塁打王のT-岡田が4番を任される可能性は十分にある。

 6イニング制で行われた紅白戦は9-7でT-岡田が4番に座った紅組の勝利。左腕・八木が1イニング5失点するなど両軍合わせて16失点した投手陣には不安を残したが、 熾烈な4番争いは最下位からの巻き返しの力となる。

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