イチローの価値は控え外野手以上? 米メディア高評価「より価値ある資産」
最近2年は控え外野手ながら143試合以上に出場、360打席以上を記録
今季メジャー17年目を迎えるマーリンズのイチロー外野手は、17日(日本時間18日)にキャンプインする。“メジャー最強”との呼び声も高い外野トリオを支える第4の外野手という役割を期待される中、イチローは「より価値のある資産」と高い評価を受けている。米テレビ局CBSスポーツ電子版が報じている。
米国では大人気を博する「ファンタジー・ベースボール」向けの情報を掲載する記事で、イチローを“戦力分析”。「将来の殿堂選手は昨季メジャー通算3000本安打に到達した。だが、2016年に327打数で打率.291、出塁率.354、長打率.376という堅実な成績を残し、再びマーリンズのベンチに戻ることになった」と現状をレポートしている。
同時に「ジャンカルロ・スタントンが怪我がちなため、マイアミの第4の外野手は他の控え選手よりもファンタジー・ベースボールでより価値のある試算としている」と分析。単なる控え選手ではない、という見解も示している。
右翼レギュラーのスタントンは故障がちなため、故障知らずの鉄人イチローは他チームの控え外野手よりも出場機会が多い。控え選手ながら昨季は143試合、2015年は153試合に出場。両年ともに360打席以上に立っている。その中で、昨季史上30人目の金字塔を打ち立てたレジェンドは、いまだ走攻守でハイレベルをキープしている。スタントン、イエリッチ、オズナの控えとして、一般に考える第4の外野手以上の評価を持つイチローを擁するマーリンズ外野陣は、やはりメジャー最強なのかもしれない。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count