「レ軍はダルビッシュと契約延長しない」!? 地元紙が分析する3つの理由とは
大谷の米挑戦が影響する可能性も? 「チームは“若きダルビッシュを待望する」
6年契約の最終年を迎えたレンジャーズのダルビッシュ有投手。契約を延長するのか、フリーエージェント(FA)となるのか。今オフ、米国でも大きな注目を集めている。そんな中、「今シーズン終了後、ダルビッシュはFAになるだろう」と予測しているのが、地元紙「ダラス・モーニング・ニュース」だ。記事では「テキサスがユウ・ダルビッシュと契約を結ばない3つの理由」を紹介している。
メジャー実働4シーズンで通算46勝をマークしている右腕。通算136勝の左腕、コール・ハメルズとの両腕について、記事では「レンジャーズ最大の資産であり、強みだ。ア・リーグ西地区最強の左右のエースあり、ア・リーグ全体ではボストンに次ぐ存在だろう」と高く評価。一方、右のエースの動向については「彼は契約に関する議論を受け入れているが、この冬は首脳陣との契約に関する話し合いはほとんど行われなかった」と指摘し、来オフにFAになるという見立てをしている。
「投手との契約は常に複雑だ。オプトアウト(破棄)や保険など、両者にとって有効な内容が盛り込まれる可能性がある。こういった契約では、通常よりも長い交渉が必要とされるだろう」。そう述べた上で、球団が「ダルビッシュと契約を結ばない3つの理由」を挙げた。
1つ目は「球団には別の考えがある」ということ。数値上で右腕が好成績を残していることを紹介しながら、最大の問題は「耐久力」であると分析。過去4年で平均160イニングを投げ、トミー・ジョン手術により1シーズン欠場していることを不安視している。その上で「チームは“若きダルビッシュ”を待望するだろう。ある選手がいる」と記述。名前を挙げたのは、あの男だ。
「日本ハムで投手と打者を務めるショウヘイ・オオタニである。オオタニは22歳であり、もちろん、ダルビッシュより若い」
ダルビッシュの後釜として日本が誇る二刀流の獲得に動き、大谷の存在が右腕の契約に影響すると予想した。ただし、大谷も該当する25歳以下の選手獲得にまつわる新労使協定が今オフに結ばれたことを受け、「オフシーズンの初め、彼は2018年に渡米すると見られていた。しかし、今となっては定かでない」としている。