“若い41歳”ロッテ福浦 逆風なんのサク越え4本「飛ばしてやろうと思った」
2軍でマイペース調整、通算2000本安打へ張り切り厳禁「ケガをしないことが第一」
昨年の轍は踏まない。2000本安打まで68本に迫るロッテ・福浦和也内野手(41)が16日、約100球のランチ特打を行い、強い逆風をものともせず、サク越えを4本放つなど順調に調整している。
昨年は張り切り過ぎて、春季キャンプで左足首を痛めた出遅れが響き、1軍では自己最少の36試合にとどまり、20安打に終わった。「昨年はやりすぎた。まず、ケガをしないことが第一」とプロ24年目を迎えた今キャンプは故障ゼロがテーマ。球界最年長となった井口とともに、2軍でじっくり調整している。
「ケガしたら、せっかく積み上げてきたものが台無しになってしまう。飛ばし過ぎず、いい感じで、下半身の力で強くバットが振れている」と手応えを感じている。バットを振るたびに、奇声を発し「この逆風の中で飛ばしてやろうと思った」と41歳のベテランは若い。
「このまま2軍のオープン戦に出て、強くバットを振っていきたい」と話した。
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細野能功●文 text by Yoshinori Hosono