カブス上原は「ローリスクハイリターンの補強」?“掘り出し物”特集に登場
米メディア「注目されないながらも、大きな結果を生むかもしれない移籍選手5人」に登場
4シーズンを過ごしたレッドソックスを離れ、カブスに移籍した上原浩治投手。メジャーの補強戦線で大きな話題となったわけではないが、41歳の日本人右腕の移籍が“掘り出し物”となるかもしれない。米スポーツ専門メディア「スポーティング・ニュース」が「注目されないながらも、大きな結果を生むかもしれないオフシーズンの移籍選手5人」との特集で、上原を選出している。
記事では、今オフの各球団の動きは静かなものとなり、FA市場に大物選手が多く現れなかったと分析。「しかし、思いがけない移籍が優勝争いに貢献したり、チームの将来に効果的なものとなることを過去数シーズンにおいて我々は学んだ」とし、その一人として名前を挙げたのが「コウジ・ウエハラ」だ。
チャップマンが今オフにヤンキースに移籍したカブスにとってブルペン強化が必要であると述べた上で、4月に42歳となる上原の昨季の働きぶりを称賛している。「2016年の後半に上原が残した成績は、40歳超えのリリーフとしては感銘的なものであった」。シーズン後半に1か月以上、肉離れで離脱しながら9月は1失点も許さず、ポストシーズン2登板で被安打1のみの無失点だったことも紹介。「上原はローリスク・ハイリターンとなる補強であり、ブルペン強化に効果を生むだろう」と期待を込め、締めくくられている。
上原以外にはデクスター・ファウラー(カージナルス)、ハウイー・ケンドリック(フィリーズ)、ウィル・マイヤーズ(パドレス再契約)、ベン・リベア(エンゼルス)の名前を挙げている。
昨季のワールドシリーズを制した世界一軍団に加わった背番号19は、大きな結果を残せるのか。メジャー4球団目となる新天地での奮闘を見せてほしい。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count