鷹工藤監督が7回1失点のエース千賀を絶賛 「特別な日に彼の凄さが出た」
グラシアルの逆転弾も称賛「みんなが勇気づけられたホームラン」
■ソフトバンク 7-2 巨人(日本シリーズ・19日・ヤフオクドーム)
ソフトバンクは19日、本拠地で行われた巨人との日本シリーズ第1戦に7-2で勝った。工藤公康監督は、先発して7回1失点の好投をみせたエース千賀を手放しで褒め称えた。
「日本シリーズでいいピッチングをするというのは、肉体的にも精神的にもきついと思います。クライマックスシリーズ(CS)もシーズン終盤も短い間隔で投げて疲労がある中で一生懸命調整してくれた。7回1失点というのは本当に素晴らしい」と絶賛した。
さらに「最初は力が入っていましたが、だんだんと力が抜けてね。自分のことをしっかり制御できていると思います。1週間を過ごす中で、集中力をしっかり保って、いろいろ考えながらやっているのが試合に出たと思います。今日は特別な日。その中ですべてを出せるのが素晴らしい。改めて彼の凄さが出たんじゃないですかね」と続けた。
千賀の好投を引き出した甲斐拓也についても「とてもいいリードをしてくれて、バッテリーが一つになって相手をどう抑えるかが今日の試合に出た」とうなずいた。
2回に逆転2ランを放ったグラシアルには「しっかりと反応して打ってくれた。みんなが勇気づけられたホームランでしたね」とし、10安打した打線についても「CSの調子をそのまま維持して今日を迎えてくれた。みんなの次へ次へという繋ぐ意識が今日も出せたと思います」と目を細めた。
心配なのは6回に死球を受け、次の打席で代打を送ったデスパイネの状態。「明日の状態を見て判断します」とだけ語った。
(Full-Count編集部)