ドラフト1位候補、早大・有原が今秋初先発 敗戦投手も先発復帰にスカウト陣も安堵
集まったスカウトはメジャーも含めて10球団以上
ドラフト注目選手の早稲田大学・有原航平投手(4年)が18日、東京六大学リーグの立教大学戦で今秋初先発。リーグ戦前に右肘を痛めて、これまではリリーフ登板だけだったが、ドラフト直前で先発復帰のメドが立ち、登板した。
内容は6回を7安打4失点3四球。試合も3-5で敗れ、負け投手となったが、140キロの後半をマークするストレートを投げ込んだ。
「肘の痛みはありません」と万全を強調して挑んだ試合だった。だが、2回に立教の4番の岡部にライトスタンドへ先制ホームランを浴びると6回には四球が絡んで2失点。コントロールを乱し、本来の投球とはほど遠かった。
それでもスタンドからは多くのプロのスカウトたちが先発復帰した有原に熱視線を送った。集まったスカウトはメジャーも含めて10球団以上と、注目度は高い。スカウト陣は、有原が先発できる状態まで肘が回復していることに一安心。敗戦投手になったが、これまでの成績や素材の高さは、ドラフト1位候補レベル。評価は変わらないといったところか。
有原にはすでに地元の広島が1位指名を公言するなど、複数の球団の1位指名が濃厚となっている。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count