元巨人のイ・スンヨプが今季限りで引退と地元紙報道 2球団で日本一に輝く
「イ・スンヨプvsイ・デホ」日本球界で輝いた2選手が母国で競演
2004年のロッテ入団以来、巨人、オリックスと渡り歩き、2012年に韓国サムスンと契約するまで、大活躍したイ・スンヨプが、2017年を最後に引退するという。韓国紙「東亜日報」英字版(電子版)が伝えている。
「イ・スンヨプvsイデホ」と題された特集記事では、日本球界で大活躍した2人の“李(イ)”が、ようやく母国・韓国プロ野球の舞台でしのぎを削ることを紹介している。今年41歳を迎えるスンヨプは、デホよりも6歳年上。デホにとっては憧れの選手だったという。2001年にデホが韓国ロッテに入団した時、スンヨプはすでにサムスンの大スターとして活躍していた。だが、デホが1軍に定着した2004年、スンヨプは日本のロッテと契約。その後8シーズンを日本でプレーすることになる。
一方、デホがオリックスと契約し、日本球界に渡ったのは2012年のこと。この年、スンヨプは韓国へ戻り、古巣サムスンで再びプレーし始めた。その後、デホは日本で4年プレーし、昨季はMLBのマリナーズで1年プレー。今季から再び韓国ロッテと契約を結び、6年ぶりの韓国プロ野球復帰となった。これにより、今まですれ違いを続けていた2人の“李(イ)”が、ようやく同じ舞台で戦えるようになったという。
ここから韓国が生んだ2人の名選手の勝負が始まるかと思われたが、記事によれば「イ・スンヨプは2017年を最後に引退する」そうで、2017年シーズンが両選手が同じリーグでプレーする最後のチャンスになってしまうという。
日本でも愛された2人の“李(イ)”が、今季はどんな勝負を見せてくれるのか。そして、05年ロッテと09年巨人で2度日本一を経験したイ・スンヨプはどんな引き際を見せてくれるのか。韓国プロ野球を見る楽しみが増えそうだ。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count