女房得た女房役 ロッテ田村、新妻手料理で3キロ減も「もっと絞りたい」
17日に結婚公表した背番号22「映像を見るとガッカリ」
チーム正妻の座は誰にも渡さない。昨季ベストナインに輝いたロッテ田村龍弘捕手(22)が燃えている。
22歳の一般女性と昨年12月に結婚していたことを17日に公表。「モテる方ではないので…」と笑いつつ、じっくり愛を育んだ上でのゴールインだった。新妻の手料理で体調管理。体重80キロから3キロ絞ってのキャンプインとなったが「(自分の)映像を見るとガッカリ。もっと絞りたい」と身体のキレを増すために貪欲だ。
昨年は6月に月間MVPを受賞。「交流戦あたりから、いい感じになってきた。(個人の)目標というより、レギュラーで出るのは当たり前で、優勝したい。キャッチャーで大事なのはコミュニケーション。そこを大事にしたい」。年俸も5000万円(推定)に乗せ、チームの主軸としての自覚を感じさせた。
昨年は35打席無安打で野手でのシーズン無安打記録を作った2番手捕手の4年目・吉田に2年目・柿沼、7年目・江村、ベテラン金澤にルーキー・宗接(亜細亜大)も加わったが、負ける気はしない。
今季、背番号も「45」から球団を代表する名捕手・里崎智也氏が着けた「22」に変更。コーチ陣からも時々間違われるそうだが「家族のため、チームのために全力で頑張っていきたい」と田村。チーム、そして家族の大黒柱としての自覚をあふれさせた。
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細野能功●文 text by Yoshinori Hosono