ソフトバンクは76.5%、連敗の巨人に逆転は…日本一になる確率を読み解く

第3戦は巨人の本拠地・東京ドームで行われる【写真:Getty Images、荒川祐史】
第3戦は巨人の本拠地・東京ドームで行われる【写真:Getty Images、荒川祐史】

連勝スタートは70回中35回目、巨人の連敗スタートは通算8回目

 2019年の日本シリーズは、ソフトバンクの本拠地ヤフオクドームで始まったが、ソフトバンクが連勝。中1日置いて巨人の本拠地東京ドームで第3戦が行われる。

 日本シリーズは今年で70回目になるが、一方のチームが連勝して始まったシリーズは35例目(引き分けを挟んだ連勝は除く)。昨年までの34例のうち、連勝したチームが日本一になったのは26例、連敗したチームが逆転で日本一になったのは8例。ソフトバンクは、圧倒的に有利になったといえよう。

連勝したチームの最終成績は

4勝0敗 5例(14.7%)
4勝1敗1分 1例(2.9%)
4勝1敗 8例(23.5%)
4勝2敗 8例(23.5%)
4勝3敗 4例(11.8%)
3勝4敗 5例(14.7%)
2勝4敗 2例(5.9%)
2勝4敗1分 1例(2.9%)

 上記の事例から考えれば、ソフトバンクが日本一になる可能性は76.5%ということになる。前身の南海ホークスは1959年に4連勝で巨人を下している。日本シリーズでのスイープは史上初だった。

 南海は1950年の2リーグ分立以来、日本シリーズで4回連続で巨人に敗れていたが、5回目にして巨人に完勝した。これも含め、ホークスが初戦から連勝した日本シリーズは5例ある。

1959年 〇〇〇〇 巨人(南海)日本一
2003年 〇〇●●●〇〇 阪神(ダイエー)日本一
2015年 〇〇●〇〇 ヤクルト(ダイエー)日本一
2017年 〇〇〇●●〇 DeNA(ソフトバンク)日本一
2000年 〇〇●●●● 巨人(ソフトバンク)

 このうち4例で日本一。この4例ともにホークスの本拠地での連勝だった。唯一の連勝からの敗退は今回と同じ巨人との対戦となった2000年。敵地・東京ドームで連勝したが、福岡ドームに戻ってから連敗が始まった。

巨人の連敗スタートは過去に8度、うち日本一は1989年、2000年の2度

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