侍ジャパン、2017年“初戦”の25日ソフトB戦は武田が先発 「気合が入る」

合宿地の宮崎で練習試合、小久保監督が武田の先発登板を明言

 2大会ぶりの世界一を目指す野球日本代表「侍ジャパン」は23日、「KIRISHIMAサンマリンスタジアム宮崎」で強化合宿をスタートさせた。25日には初の実戦となる「2017 侍ジャパン オープニングマッチ」ソフトバンク戦を行うが、小久保裕紀監督は武田翔太投手(ソフトバンク)を先発させると明言。3イニングを投げる予定だという。

 武田はこの日、ブルペンで投球練習を行い、「1番はバランスを考えながら(投げた)。自分の感覚の中でもかなりいい形で投げられた」と満足げに振り返った。ブルペンでは、最大の武器であるカーブも投じ、「真っ直ぐと一緒ですけど、かなりいい感じ。問題ない」とうなずく。WBC球での投球について「NPBのボールに比べれば動く幅が(大きく)出る。僕にとってはかなり武器になると思います」と自信をのぞかせた。

 練習試合とはいえ、2017年の侍ジャパン“初戦”を任されることになり「気合が入ります」と笑う。「何よりもソフトバンクが相手なので楽しみ」。普段はチームメートとしてともに戦う選手たちを相手に3イニングを投げ、状態をさらに上げていく。

 地元の宮崎での強化合宿に「高校野球でも使った、こういう場所でやれるのはうれしい」と話し、チームの雰囲気についても「明るい雰囲気が漂っている。かなりいい感じです」とリラックした様子。WBC本戦も先発として期待される右腕は「自分らしく、任された場所でしっかり仕事が出来るように」と話す。最高の環境で、準備を整えていく。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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