ソフトB和田、試行錯誤の投球練習 「納得できる形じゃない」

開幕投手を通達されている左腕「課題がある」

 ソフトバンクの和田毅投手が宮崎キャンプ最終クール初日の25日、ブルペンで83球の投球練習を行なった。この日は右手の使い方を試行錯誤しながらの投球。一旦投球練習を終えたが、倉野信次投手統括コーチと話すと、再びマウンドに戻ってボールを投げ込み「納得できる形じゃないですね。安定感がない」と思案している様子だった。

 36度目の誕生日だった21日夜に、工藤公康監督から今季開幕戦となる3月31日のロッテ戦(ヤフオクD)での開幕投手を通達された。6年ぶり4度目の大役を任された左腕は「自分の調整というか、投げることに対してよくしていかないといけない。それまでにしないといけない課題がある」と言う。

 昨季は終盤に、左肘痛を訴えてチームを離脱。CSにも登板出来ず、チームも日本ハムに敗れた。「球数は投げられているし、肘は問題ないのでそこは安心している」。27日に再びブルペン入りし、3月1日の「球春みやざきベースボールゲームズ」斗山ベアーズ戦(アイビー)に先発する見込みだ。

【了】

福谷佑介●文 text by Yusuke Fukutani

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY