今季防御率6.59も来季年俸は23億円…元中日チェン、40人枠再編成で契約解除か
今季は救援に回るも…「オールスターブレーク後には主に敗戦処理のために起用」
元中日でマーリンズのチェン・ウェイン投手が、オフに契約解除となる可能性が出ている。米スポーツ専門メディア「ジ・アスレチック」はマーリンズのロースターに残る40人を予測し、「どの投手が残り、どの投手が去るのか」と伝えている。
チェンは今季45試合に登板し、68回1/3を0勝1敗、防御率6.59の成績。オープン戦で先発“失格”となって救援に回ったが結果を残せず、メジャー8年目にして自己ワーストの結果に終わっていた。記事では「スプリングトレーニング後にブルペンに配置転換となったチェンは、オールスターブレーク後には主に敗戦処理のために起用されていた」と振り返っている。
オフには毎年恒例のウィンターミーティングが行われ、最終日にはメジャー契約を得られていない選手を救済するルール5ドラフトがある。球団はそれまでに他球団に流出させたくない有望株を40人枠に移動させなければならず、そのために枠を空けなければならないということだ。記事によると、マイケル・ヒル編成本部長はロースターの再編成を11月18日(日本時間19日)までに完了させる必要があることに言及したという。
来季、チェンは2016年からの5年8000万ドル(約86億6900万円)の大型契約の最終年を迎え、年俸は2200万ドル(約23億8400万円)となる。記事では、オフの展望として「マーリンズはチェンと契約解除することにもなり得る」と指摘。一方で、契約解除した場合でも残りの年俸を「払う義務」があることから、「彼がブルペンで戦力になるか証明できるかどうか知るために、少なくとも彼を残しておいてからシーズンを開幕させる可能性もある」としている。
マーリンズでの4年間で13勝19敗、防御率5.10と結果を残せず、ファンからは厳しい目が向けられているチェン。契約最終年を前に去就に注目が集まっている。
(Full-Count編集部)