菅野、いよいよ侍合流後初のブルペン入りへ 「シーズンと同じ調整法で」

強化合宿中はブルペンに入らず、緊張感は「だんだん高まってきた」

 3月の第4回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)へ向けて、最後の調整を行っている野球日本代表「侍ジャパン」は、26日にKIRISHIMAサンマリン宮崎での4日間の強化合宿を打ち上げた。エースとして期待される菅野智之投手(巨人)は1度も投球練習を行わなかったが、移動日となる27日にブルペン入りする予定。本番へ、「シーズン通りの調整方法」で状態を上げていく。

 菅野は侍ジャパン集合日となった22日に楽天との練習試合に登板。3イニングを投げた。23日に強化合宿が始まってからは、1度もブルペン入りせず。その間に則本、増井らは2度ブルペン入りし、練習試合に登板した投手もいるが、エース右腕は自らのペースを守っている。「シーズンと変わらない調整方法でやっていくと思います」。移動のため練習がない27日にブルペン入りし、強化試合を行う福岡へと向かう見込みだ。

 WBCでは、1次ラウンド第2戦のオーストラリア戦(3月8日・東京ドーム)に先発すると見られている。初戦のキューバ戦の結果がどちらに転んでも、最も重要な一戦となる。右腕は「だんだん(緊張感が)高まってきますし、しっかり結果を残さないといけない」と話す。

 25日の練習試合・ソフトバンク戦は0-1で敗れた。ただ、菅野は「チームの雰囲気、ベンチの雰囲気は良かった」と言う。本番へ向け、着実に準備は進んでいる。その中心で、菅野が投手陣を牽引する。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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