ダルビッシュが上々の滑り出し、初実戦で最速154キロ 指揮官「状態に満足」
オープン戦に登板、2回途中を1安打無失点
26日(日本時間27日)に今季実戦初登板に臨んだレンジャーズ・ダルビッシュ有投手が上々の滑り出しを見せた。ジェフ・バニスター監督も「今日の彼の状態に満足している」と手応えを口にしている。地元紙「スター・テレグラム」電子版が伝えている。
右腕はこの日のロイヤルズ戦に先発登板。1回2/3を投げ、1安打2奪三振、2四球無失点だった。右腕は試合後の取材で「真っすぐはすごくいい感じで投げられてた。それはよかった」と振り返り、「コントロールは割と、ボールとコールされていても惜しいところにいってた気がします」と話した。
そんな右腕について、「スター・テレグラム紙」も「レンジャーズで春の初登板、ダルビシュはファストボールに満足」との見出しで特集記事を掲載。最速96マイル(約154キロ)を計時したことを伝えており、その中で指揮官も「彼を見ることができて良かった」、「彼は何度か2ストライクに追い込んだ。球速も良かったよ」と上々の評価を下している。
記事では今後の課題として球数を抑えてより長いイニングを投げることが求められることを指摘。ダルビッシュが長くマウンドに立つことができれば、その分、レンジャーズが勝つ確率も上がるとしている。
この日は2回途中で37球を投じており、記事によると指揮官は「彼らはボールをじっくり見るんだ。彼の球は素晴らしいから、打者にとっては厄介なんだよ」と語ったという。一方で、「彼は素晴らしいファストボールを持っている。理解しなければならないのは、素早くアウトを取ることもできるということ。特定の状況では、力を抑えることもできる。今日の彼の状態に満足しているよ」ともコメントしており、その活躍を疑っていない様子だ。
昨季途中に右肘手術から復帰し、今季は完全復活が期待される30歳。まずは初の実戦で上々のスタートを切ることに成功した。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count