ソフトB育成出身右腕、「第2の千賀」へ衝撃の155キロ「そんなに出てたの?」
4年目の石川が自己最速更新で圧巻の2回完全「自信になりました」
育成出身の剛腕が、アピールに成功した。ソフトバンクの石川柊太投手。28日の「球春みやざきベースボールゲームズ」楽天戦(アイビー)で今季初の対外試合に登板し、2イニングをパーフェクトに抑えるなど、圧巻の投球を披露した。
7回。この日の3番手としてマウンドに上がった右腕。その初球。阿部俊人へ投じた真っすぐは、球場表示のスピードガンで154キロを計時。昨季マークした自己最速153キロを1キロ更新し、球場がどよめいた。この回を遊飛、左飛、三邪飛の3者凡退に切って取った。
8回、さらなる衝撃を与えた。内田靖人を147キロのストレートで空振り三振、福田将儀を二直に取り、2死とすると、北川倫太郎への4球目。ファールとなったストレートは、なんと155キロ。自己最速をさらに更新し、最後も150キロのストレートで空振り三振に仕留めた。
「打者がどういう反応をするか、楽しみだった。自分の中ではブルペンでも良くなかった。(球速の)数字として結果が出たのは自信になりました。そんな出てたの? という感じでした」
登板後、右腕はこう振り返った。