ラスト侍・青木が合流即、柵越え披露「新鮮な気持ちで野球の練習できた」
フリー打撃を小久保監督が絶賛「さすがのバットコントロール」
第4回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で2大会ぶりの優勝を狙う野球日本代表「侍ジャパン」は2日、福岡から移動した後、京セラドーム大阪で全体練習を行った。この日から合流が遅れていたアストロズ青木宣親外野手が加わり、侍戦士28人が全員集合した。
侍ジャパンのユニフォームに袖を通した青木は笑顔で練習に励んだ。前回参加した2009年大会からは8年が経過。今大会の侍メンバーでは最年長となった。自ら壁を取り除くために積極的にチームメイトやスタッフとコミュニケーションを図り、「思ったよりもいろいろな人と話せた」と満足そうな様子だった。
1人半袖姿で臨んだフリー打撃では力強い打球を外野に飛ばし、打球が柵越えすることもたびたび。小久保監督は「ほとんど打ち損じのない、さすがのバットコントロールだと思いましたね」と絶賛するしかなかった。
練習を終えた青木は、フロリダで日に焼けた顔に終始笑みを浮かべながら「ホント新鮮な気持ちで野球の練習ができました。いつもと違った雰囲気だったし、日本の球場で野球をやるのは本当に久しぶりなんで楽しかったです」と声を弾ませた。
指揮官は3日と5日の強化試合では、青木を1番で起用することを示唆。青木は「実戦はアメリカでも2試合しかしてないので、明日からの2試合を大事にしたい。結果も大事ですけど、自分の感覚を信じて、いいものを掴んだ状態で7日を迎えられるようにしたいですね」と力強く語った。
全メンバーが揃った侍ジャパン。3日阪神、5日オリックスとの強化試合で結果を出し、いい状態で7日キューバ戦に臨みたい。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count