【プレミア12】ベネズエラとの開幕戦 侍J稲葉監督の描く戦い方は?「機動力を使って」

侍ジャパン・稲葉篤紀監督【写真:編集部】
侍ジャパン・稲葉篤紀監督【写真:編集部】

ベネズエラの先発はメジャー通算31勝左腕ドゥブロン「良い投手」

■日本 – ベネズエラ(プレミア12・5日・台湾)

「第2回 WBSCプレミア12」(テレビ朝日系列で放送)で野球日本代表「侍ジャパン」が入るオープニングラウンドB組は5日、台湾の地で戦いの火蓋が切って落とされる。世界一を目指す侍ジャパンは初戦、桃園国際野球場でベネズエラと対戦し、スーパーラウンド進出をかけた戦いをスタートさせる。

 4日は台中インターコンチネンタル野球場で公式練習を行った侍ジャパンの28選手。選手たちの動きを見守った稲葉篤紀監督は初戦の戦い方について「初戦は勝つことが大事。先制点は選手たちをリラックスさせてくれると思いますし、先制点を与えないこと、こっちが取りにいくようにしたい。初戦で緊張感のある中で先制点は大事になると思います」と語り、まずは先制点がポイントになると展望を語った。

 初対戦の相手とばかり対峙することになる国際舞台。打線が大量点を取って大差をつけることはなかなか難しい。1点を争う接戦が予想されるだけに、指揮官も「日本は投手力は優れていると思う。守備から攻撃のリズムを作ることは大事なところ。たくさん点を取ることは難しい。機動力を使って戦っていきます」と語る。投手を中心としたディフェンス面をベースに、機動力を交えて少ないチャンスで得点を奪う戦い方を思い描く。

 初戦のベネズエラの先発はかつてレッドソックスで2年連続で2桁勝利をマークしたフェリックス・ドゥブロン投手。メジャー通算31勝を誇る左腕で「明日は左投手だと思いますが、映像を見ていても良い投手なので、そうそう点は取れないと感じます。ですので、送るところはしっかり送るという野球をしたい」と稲葉監督は言う。

 頂点に立つためには、まずはスーパーラウンドに進出することが最初の関門となる。オープニングラウンドの行方を左右することになる初戦は落とせない。稲葉監督率いる侍ジャパンの精鋭たちは、どういった野球を台湾の地で見せてくれるだろうか。

○『世界野球プレミア12』の主な予定(テレビ朝日系列で放送)
11月5日(火)午後6時45分~ 開幕戦「日本×ベネズエラ」
11月11日(月)午後6時45分~ 「スーパーラウンド」
11月13日(水)午後6時45分~ 「スーパーラウンド」
11月17日(日)「決勝」

(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)

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