西武がドラ1宮川に指名挨拶 最速154キロ右腕「(1軍に)割って入って投げたい」
潮崎ディレクターは先発への適性示唆「先発の方が能力を発揮できるのでは」
西武は5日、ドラフト1位で指名した東芝・宮川哲投手の指名挨拶を行った。横浜市鶴見区にある東芝グラウンドを訪れた潮崎哲也編成グループディレクターは宮川について「総合力の高い投手。即戦力なので1軍で戦力になってほしい」と期待を寄せていた。
宮川は最速154キロの直球に加え、カット、フォーク、カーブを交えて相手をねじ伏せるパワーピッチャー。東芝では主に先発投手としてチームをけん引した。この日指名挨拶を受けた宮川は「西武は打撃がいいイメージ。投手の防御率が悪かったので、そこに自分が割って入ってしっかり投げたい」とリーグワーストの防御率4.35に終わったチームの救世主に名乗りを上げた。
潮崎ディレクターは10月28日に行われた社会人野球日本選手権に足を運び、宮川の救援登板を視察。「リリーフで150キロを超える直球で打ち取るところも見たが、良さが出ていないように感じた。先発の方が、いろんな球種や強弱をつけて、高い能力を発揮できるんじゃないか」と先発での起用を示唆したが、「現場の判断にゆだねます」と最後は首脳陣に任せる方針だ。すでに候補の背番号をいくつか提示しており、「本人の希望に合わせて1軍にふさわしい番号を探したい」と話した。
(安藤かなみ / Kanami Ando)