球団売却浮上のマーリンズ、新オーナーGにジーター氏が必要? 米記者“提言”
売却の話題が絶えないマーリンズ
球団売却の話題が持ち上がっているマーリンズについて、米メディアがデレク・ジーター氏を新オーナーグループに不可欠な人物として挙げている。ESPNが特集で伝えている。
イチロー外野手、田澤純一投手が所属するマーリンズは先月、米経済誌「フォーブス」電子版が16億ドル(約1800億円)で売却間近と報じられ、複数の米メディアが続報を掲載。その後、デビッド・サムソン球団社長が「多くの噂が飛び交っている。常にあらゆることが起こっている。これらの噂は、他の噂と何が違うんだ。時間が経てば分かるだろう」と一連の報道に否定的な見解を示す一幕もあった。
ただ、マーリンズの身売りについての報道はその後も続いており、このほど、ESPNの名物記者バスター・オルニー氏が球団売却に関して“提言”を掲載。「次のマーリンズのオーナーはデレク・ジーターを巻き込むことが必要だ」との見出しで特集を組んでいる。
記事では2012年にドジャースを買収した投資グループに元NBAのスター選手、マジック・ジョンソン氏が共同オーナーとして参加したことや、マーリンズの名物オーナー、ジェフリー・ローリア氏に対するこれまでのファンの怒りなどに触れつつ、新たにマーリンズのオーナーに就く者は球団の価値を再構築する必要性があると主張。そのために、2014年に現役を退いたジーター氏の存在が必要とし、「ジーターとマーリンズの将来の結束についての話し合いは、仮にまだだとしても、必要だ。両者の契りはマイアミ・フランチャイズの復活を助け、ジーターの夢を現実のものに変えるかもしれない」とレポートしている。
ヤンキース一筋で現役生活を終えたジーター氏はメジャーを代表するスター選手であり、抜群の知名度と人気を誇る。そんな同氏も以前から球団経営に興味を示していた。果たして、マーリンズの経営に乗り出すことはあるのか。今後の動きが注目される。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count