米代表の超有望株は「大谷並みのパワー」 エ軍同僚の証言を米メディアが紹介
「プレミア12」オープニングRでは3試合で打率.308、1本塁打、3打点
「第2回 WBSC プレミア12」でスーパーラウンドに進出したアメリカ代表ジョー・アデル外野手を、米スポーツメディア「ジ・アスレチック」が特集。エンゼルスに所属して来季メジャーデビューが期待される20歳の外野手を「球界トップ5のプロスペクト」であるとし、同僚選手がその打棒を「大谷のようだ」と語っていると報じた。
アデルはMLB公式サイトの若手有望株でチーム1位、全体5位にランクされるトッププロスペクト。「プレミア12」では初戦の3日オランダ戦でソロ本塁打を放つなど3試合で13打数4安打の打率.308、1本塁打、3打点。右投げ右打ちの20歳は、チーム・アメリカの主軸打者として日本でのスーパーラウンドに臨む。
同メディアは「彼はロックスター」とのタイトルでアデルを特集。「トラウトとショウヘイ・オオタニとともに、駆け上がるスーパースターを必要としている球団の期待を背負っている」と紹介している。
記事では、アデルが今季エンゼル傘下3Aで放った「幻のホームラン」について言及。「マリナーズ傘下3Aタコマ戦で直球を捉え、チーニースタジアム深くに放ち、フェンスを越え、それがパシフィックコーストリーグで自身初となる本塁打となった。次の打席では、また直球を捉えて逆方向に放った。ついに、彼は多くの人を圧倒した世代を代表する能力の片鱗を見せた」とその内容を詳述すると、この試合が雨天ノーゲームとなり、本塁打は記録に残らなかったことを伝えた。
記事はさらに、同僚で二刀流プレーヤーであるジャレッド・ウォルシュのコメントを紹介。「オオタニがするようなことに見えた。本物のスピン、一直線にライトへ420フィート(約128メートル)。素晴らしかったよ。明らかに全てを備えている」と驚愕したことを伝えた。
記事は、エンゼルスはアデルが1年でも長くチームでプレーできるように(FAに達する時期を遅らせるために)来季開幕時にメジャー昇格させない可能性があることも指摘している。アデルは「いつ昇格するか自分ではコントロールできない。それは球団が決めることだし、僕ができることは全力で良いプレーをすることだけなんだ」と話しているという。
大谷並みのパワーを備えるというアデルが「プレミア12」スーパーラウンドでどんな打棒を見せるか、注目される。
(Full-Count編集部)