大谷所属のエ軍マドン新監督、分析重視の野球界に異論「皆が同じ野球をする」

エンゼルスの新監督に就任したジョー・マドン氏【写真:Getty Images】
エンゼルスの新監督に就任したジョー・マドン氏【写真:Getty Images】

MLBネットワークに電話出演「分析とオールドスクールを合わせ、独自性を出す」

 大谷翔平投手が所属するエンゼルスの新監督に就任したジョー・マドン氏が、分析重視の野球界に物申した。MLBネットワークに電話出演し、「エンゼルスがポストシーズンに進出し、ワールドシリーズを制覇するためには何をすればいいと考えていますか?」との質問に回答。「次に成し遂げるべきことは分析とオールドスクールを合わせ、独自性を出すことだと思う」と抱負を語った。

 2000年代初頭にアスレチックスのビリー・ビーンGMが「マネー・ボール」で野球界を席巻してから、「セイバーメトリクス」などの統計学的手法が重視されるようになった。近年では「フライボール革命」などが生まれ、ますますその傾向が強くなっている。MLBネットワークに電話出演したマドン氏は、「エンゼルスだけじゃなく球界全体だが、分析重視で皆が同じ野球をするようになってきている。分析を活用しながら、少し差別化を図らなければならない」と異論を唱えた。

 マドン氏は「以前はドジャーウェイ、カージナルウェイ、エンゼルウェイ、カブスウェイなどが存在したが、現在はどのチームも独自性があるとは思わない。アナリティカルウェイしかない」と指摘し、「次に成し遂げるべきことは分析とオールドスクール(従来のやりかた)を合わせ、独自性を出すことだと思う」と目標を語った。

「良い野球選手が必要だということを今年ナショナルズが証明した」

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