侍J・青木の美技、米国でも称賛 背走キャッチに「凄まじい反応」

キューバ戦で攻守にわたって活躍した青木

 野球日本代表「侍ジャパン」は7日、第4回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の1次ラウンド初戦でキューバ戦(東京ドーム)を11-6で破った。侍ジャパンで唯一のメジャーリーガーとなった青木宣親外野手(アストロズ)は攻守で活躍。その華麗な守備が米国でも「凄まじい反応」と称賛されている。

 この日、「3番・センター」でスタメン出場したベテランは初回、2死走者なしから左翼フェンス直撃の二塁打を放ち、続く筒香の先制打につなげた。1点リードの3回1死三塁では守備でも魅せ、アヤラの大飛球をフェンスに激突しながら好捕。同点犠飛にはなったものの、先発・石川を救うビッグプレーだった。さらに、4回1死では5番サーベドラの頭上を襲う痛烈なライナーを背走しながらキャッチ。最後は体を投げ出すようにジャンプしてもぎ取った。精神的支柱となっている35歳の好プレーはチームを鼓舞した。

 4回の美技には米国でも称賛の声が寄せられていた。米国で試合を放送したMLBネットワークの実況は「センターに叩きました。アオキ~、おお、掴んだ! ワオ! センターはノリ・アオキ!」と興奮気味にレポート。地元解説者も「アオキはセンターではそこまで頻繁にプレーしていません」と解説しながらも、「彼は凄まじい反応を見せました」と称賛した。

 今季新天地のアストロズに移籍した青木のプレーはMLB公式サイトも動画ニュースで「凄まじいキャッチ」とレポート。WBC特集ページでも「アオキのジャンピングキャッチは東京ドームのファンを興奮させた」との見出しで伝えるなど、初戦のハイライトとなった。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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