侍が同点に追いつく 12打者凡退後に坂本が二塁打、前日4打点の松田が犠飛

12打者連続アウトの重い展開を坂本が打破

 野球日本代表「侍ジャパン」は8日、第4回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の1次ラウンド第2戦でオーストラリア(19時開始、東京ドーム)と対戦。1点を追う5回に先頭・坂本が12打者連続凡退の悪い流れを断ち切る左翼線二塁打を放つと、キューバ戦で4打点を挙げた松田が犠飛を放ち、同点とした。

 侍ジャパンは初回に1番山田、2番菊池の連打で一、二塁とすると、青木の“進塁打”となるニゴロで1死二、三塁とチャンスを広げる。しかし、筒香が三振、中田が三ゴロとチャンスを生かせない。その後は相手先発アサートンを捉えられず、3イニング連続3者凡退。初回の青木から12打者連続アウトとなった。

 2回には先発菅野が先制ソロを浴びる重い展開となったが、坂本が打破する。5回先頭で打席に立つと、アサートンから三塁線を破るヒット。好走塁で二塁打とした。さらに、鈴木が二塁内野安打でつなぎ、球数が57球となったアサートンをマウンドから引きずり下ろした。

 すると、前日に3ランを含む4打点を挙げた松田が、2番手ウェルズの直球をレフトへ高々と打ち上げる。三塁走者の坂本はタッチアップし、悠々と生還。同点に追いついた。

 続く小林がバントを成功させ、2死二塁で1番山田が打席へ。しかし、中飛に倒れて勝ち越すことはできなかった。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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