【トライアウト】元阪神・西岡、2三振に「難しい」も…現役にこだわり「チャレンジし続ける人生」
「悔しい」「難しい」も…NPBに返り咲く機会を待つ
2018年に阪神を戦力外となり、今季ルートインBCリーグの栃木ゴールデンブレーブスでプレーした西岡剛内野手が12日、「プロ野球12球団合同トライアウト」に出場。4打席立ち、2三振の無安打に終わった。出場選手の中で最年長の35歳は、2年連続で挑戦した舞台でアピールはできなかった。
第1打席は村中恭兵投手(ヤクルト)と対戦して見逃し三振に倒れると、その後も二ゴロ、一ゴロ、空振り三振と見せ場は作れなかった。「結果が出なかったことは悔しい。結果を出すのは難しい」と話したが、意外にも表情はすっきり。「ずっとチャレンジし続ける人生の中で、この場に参加できたことは感謝したい」と汗を拭った。
生まれ育った地での開催。中学時代にこの球場でプレーした記憶を呼び起こし「まさかこのグラウンドでトライアウトを受けるなんて、考えるものがありますね」と感慨に浸った。出場した43選手を見渡しても、実績、知名度は別格。終了後には30人以上の報道陣に囲まれた。人一倍大きな声援をもらい「『最後までやり切ったな』と、もっと応援してもらえる選手になりたい」。NPBに返り咲く機会を待ちながら、現役にこだわっていく。
(小西亮 / Ryo Konishi)