ド軍スカウトの豪監督、菅野に絶賛の嵐「脱帽。お手上げ。メジャーレベル」
ドジャース極東担当スカウト務める指揮官「菅野は大谷がいても非常にいいピッチャー」
野球日本代表「侍ジャパン」は8日、第4回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の1次ラウンド第2戦でオーストラリア(東京ドーム)と対戦。7回に中田の大会1号で勝ち越し、序盤から続いた接戦を4-1で制した。前日のキューバ戦に続く2連勝を飾った侍ジャパンは、1次ラウンド突破に大きく前進した。敗れた豪州のジョン・ディーブル監督は「脱帽という表現が当てはまる」と5回途中1失点と力投した侍のエース・菅野を手放しでたたえた。
点差はわずかでも力差を感じていた。豪州のジョン・ディーブル監督は「ジャパンのピッチャーは非常に良かった。菅野は日本で一番いいピッチャー。ああいう投球をされたらお手上げです」と脱帽した。
長年、レッドソックスで環太平洋地区担当スカウトを務め、現在はドジャースで極東担当スカウトを務める指揮官。スカウトとして印象に残った選手を問われると「菅野は大谷がいても非常にいいピッチャー。インパクトを受けた。あとは、中田と筒香。我々は彼ら2人に痛めつけられた。その3人。勝てたと思った展開でしたが、野手2人にやられました」と投打3人の名前を挙げた。
なかでも、印象に残ったのは、菅野のようで「ああいうスピードを投げるピッチャーは(豪州には)いない。96、97マイルはメジャーレベル。フルカウントまで粘るのも手だが、脱帽という表現が当てはまる」と最後まで賛辞を送っていた。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count