1次R敗退決定の韓国、米記者が最終戦の重要性指摘 予選R降格なら「巨大な恥」

ともに2連敗で1次R敗退が決まった韓国と台湾、次回出場権かけ対戦

 WBCの1次ラウンド(R)A組は8日、オランダが台湾を6-5のサヨナラで下した。これで初出場のイスラエルとともに同組2位以内が確定し、2か国の2次R進出が決定。一方で敗れた台湾とこの日試合がなかった韓国は開幕2連敗で1次R敗退が決まった。

 韓国は初戦のイスラエル戦で延長戦の末に1-2と競り負け、続くオランダ戦では0-5と完敗した。これで前回大会に続く1次ラウンド敗退が決定。ただ、9日の台湾との最終戦は“消化試合”というわけではない。それは次回のWBC本戦の出場権がかかっているからだ。

 WBC本戦に出場できるのは16チーム。今大会の上位12チームには次回2021年に開催されるWBCの出場権が与えられる。仮に韓国が3連敗で最下位となれば、次回WBCは予選ラウンドから本戦出場を目指さなければならなくなる。

 A組の勝者と敗者が決まった直後、米国のメディアも最終戦の重要性に着目。米国の野球専門誌「ベースボール・アメリカ」のJJクーパー編集長は自身のツイッターで「台湾と韓国の試合はすごく大きな意味を持つ。敗者は次のWBCで予選ラウンドに回らなければいけない。それは韓国にとってあまりに巨大な恥となる」と伝えている。

 韓国メディアも韓国が2連敗を喫した直後に「厳しすぎる代価、韓国2021年本戦出場を賭けて台湾と戦う」、「予選ラウンドへの降格だけは……韓国、必ず台湾に勝たなければならない理由」と報じていた。台湾にとっても状況は同じ。両者にとって負けられない試合となる。

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フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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