ジャイアンツが2年ぶり8度目の世界一! ロイヤルズ・青木は1点差に泣く
ジャイアンツ・バムガーナーが中2日で力投
29日(日本時間30日)にカンザスシティで行われたワールドシリーズ(WS)第7戦でジャイアンツがロイヤルズを3-2で破り、2年ぶり8度目の世界一を決めた。
3勝3敗で迎えた最終戦はジャイアンツはハドソン、ロイヤルズはガスリーが先発。
ロイヤルズはこの日「2番・ライト」で先発した青木宣親が初回、1死から四球で出塁。しかし3番ケイン、3番ホズマーと凡退に終わる。
一方、ジャイアンツは2回に死球と2本の安打で無死満塁とすると7番モースの犠牲フライで先制。さらに続くクロフォードも犠牲フライを放ち、リードを2点とした。
しかしロイヤルズもその裏の攻撃ですかさず反撃。この回先頭の5番バトラーがセンターへのヒットで出ると、6番ゴードンの右中間を破る2塁打で一気にホームイン。さらに1死1、3塁から9番インファンテの犠牲フライで同点とした。その後、ジャイアンツは2死1、2塁とされた場面でハドソンを下げ、アフェルトがマウンドへ。ここで青木が打席に立つも、ショートゴロに終わる。
4回、ジャイアンツが再び好機を作る。先頭の4番サンドバル、5番ペンスと連続安打で1、2塁に。1死後に、ロイヤルズはガスリーからヘレラに継投。しかしモースにタイムリーヒットを浴び、1点を勝ち越された。
5回、ロイヤルズは1死2塁と同点のチャンスを作り、青木が打席に。しかし、相手3番手のバムガーナーの前にレフトへのライナーに倒れ、続くケインも三振に終わる。
その後は両チームの中継ぎ陣が好投を続け、迎えた8回表。ジャイアンツは2死後、ロイヤルズ3番手のデービスから4番のサンドバルがレフト線へのツーベースで出塁。デービスは続くペンスをセカンドゴロに打ち取り、ピンチをしのいだ。
ロイヤルズは9回表、クローザーのホランドをマウンドへ。ホランドは2奪三振を含む3者凡退と完璧な投球で、ロイヤルズ最後の攻撃に望みを託した。
ジャイアンツ3番手・バムガーナーは、第5戦で完封勝利を挙げたあと中2日での登板となったが、9回のマウンドにも上がる。ここまで42球を投げ被安打1、3奪三振と完璧な投球。バムガーナーは9回もロイヤルズの反撃を抑え、ジャイアンツが1点差を守り切り勝利。2年ぶり8度目の世界一に輝いた。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count