台湾の4番手右腕ファン、死球で退場宣告 投手陣は4死球出し、頭部死球も
両軍合わせて5死球…2死球の韓国イ・デホは2回に頭部死球を受ける
WBCの1次ラウンド(R)A組は9日、台湾が韓国と対戦し、4番手のファン・シェンション投手が死球により退場する事態が発生した。
5-8と3点ビハインドの6回1死。打者イ・デホの場面で、ファンがカウント2-2から投じた変化球が引っかかり、ベースの遥か手前でバウンド、そのまま下半身に直撃した。故意死球には見えなかったが、球審はすぐさま退場を宣告。イ・デホは痛がる素振りも見せず、一塁に向かったが、代走が送られた。台湾の5番手にはリン・チェンファが上がった。
この試合では両軍合わせて5死球を出している。うち台湾が4死球を出し、2回のイ・デホの打席では3番手の右腕パン・ウェイルンが頭部への死球を当てていた。この場面では退場は宣告されなかった。
ともに2連敗で1次R敗退が決まっている両リーグ。この試合で敗れれば、次大会で予選R降格となり、負けられない試合となっている。
【了】
フルカウント編集部●文 text by Full-Count