侍ジャパンは2次R「首位突破の鉄板の本命」 相手国メディアが展望

イスラエルメディアが第2Rを展望

 第4回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の2次ラウンド・プールEが12日、東京ドームで開幕した。1次ラウンド全勝で1位突破した侍ジャパンは同日、オランダと初戦を迎える。そのほかイスラエル、キューバが進出したプールEについて、イスラエルの地元紙が展望記事を掲載し、日本を決勝ラウンド(米国・ロサンゼルス)進出の「鉄板の本命」と評している。

 予選から勝ち上がり、本大会初出場を果たしたイスラエルはメジャー経験豊富な選手を擁して1次ラウンド・プールAで快進撃を見せ、韓国、台湾、オランダを次々と撃破。3連勝で2次ラウンドに進出を決めた。

 今大会序盤で台風の目となったイスラエルの地元紙「エルサレム・ポスト」電子版は、それでも、過去2大会で優勝している日本の優位性は揺るがないと予想している。

 同紙は「完璧な3勝0敗、プールAを勝利した後、イスラエルはロサンゼルスのドジャースタジアムでの4強到達を視野に入れている」としながら、「日本がプールEで首位突破の鉄板の本命だ。イスラエルとキューバ、オランダがロサンゼルス行きの2枚目の切符を巡るバトルをすることになりそうだ」と予想。ダルビッシュ有(レンジャーズ)や田中将大(ヤンキース)、イチロー(マーリンズ)らメジャーで活躍する選手に加え、大谷翔平(日本ハム)が欠場となったことに触れつつ、菅野智之(巨人)と石川歩(ロッテ)の1次ラウンドでの好投を高く評価している。

 1次ラウンド初戦のキューバ戦に先発した石川は4回を投げ、2安打1失点。一方、菅野は2戦目のオーストラリア戦で4回1/3を4安打1失点に抑えた。石川は2次ラウンド初戦のオランダ戦で先発予定となっている。

 対戦国のメディアからもロサンゼルス行きの大本命と警戒される侍ジャパンは下馬評通りの強さを見せることができるか。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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