侍と対戦のオランダ、強みは“絆”と4年間の成長「間違いなく13年よりいい」
内野はメジャーのスター選手揃い、4年前には同じ2次Rで日本に2敗も…
野球日本代表「侍ジャパン」は12日に第4回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の2次ラウンド初戦・オランダ戦(東京ドーム)に挑む。1次ラウンドを3連勝で突破したが、2次ラウンドは強敵ぞろい。内野にメジャー球団のレギュラー選手をずらりと揃えるオランダは、レッドソックスのザンダー・ボガーツ内野手、オリオールズのジョナサン・スクープ内野手、ヤンキースのディディ・グリゴリアス内野手らが、4強入りした2013年の第3回大会から大きくレベルアップしたと自信をのぞかせている。
今大会のオランダ野手陣は“超豪華“といえる布陣となっている。二塁のスクープは昨季メジャーで全162試合に出場し、25本塁打をマークした。三塁のボガーツはレッドソックスの主軸として15年に196安打で打率.320、16年は192安打で同.294を記録。昨年は自身初のオールスターにも選出された。そして、グリゴリアスは15年にダイヤモンドバックスからヤンキースに移籍し、デレク・ジーターの後釜としてショートのレギュラーに定着。元々、定評のあった守備に加え、昨年は打率.276、20本塁打と打撃も開眼し、メジャー随一の名門球団で確固たる地位を確立している。
また、センターのジュリクソン・プロファー(レンジャーズ)は超有望株として期待されながら怪我に苦しんできたが、昨年ようやく本格復帰。今季は活躍が期待されている。
ボガーツ、グリゴリアス、プロファーはいずれも遊撃が本職だが、オランダ代表のレギュラーはアドレルトン・シモンズ(エンゼルス)。ハイレベルなメジャーの中でもナンバーワンの守備力を誇るショートと言われており、今大会はボガーツが三塁、グリゴリアスがDH、プロファーがセンターに回っている。それだけ豪華なメンバーが揃っているということになる。