FA青木宣親の人気高まる 「ホワイトソックスが多大な興味」と米紙
「他の球団にも必要な存在」
ホワイトソックスが今季限りでロイヤルズと契約満了となり、フリーエージェント(FA)となった青木宣親外野手を獲得する可能性が浮上している。米地元紙「ボストン・グローブ」が報じている。
記事では青木の動向について「フリーエージェントのアオキはロイヤルズを去り、違う球団と契約する可能性がある。彼はロイヤルズに最高に適した人材だったが、出塁率が高く、守備的なライトということで他の球団にも必要な存在だろう。ホワイトソックスが多大な興味を示している」と伝えている。
青木はレギュラーシーズンで、491打数140安打、打率.285、出塁率.349を記録した。ポストシーズンに入っても高い出塁率と堅実な守備で勝利に貢献したが、ジャイアンツとのワールドシリーズでは調子を落とし、チームも第7戦まで戦った末に敗退。青木は試合後、悔し涙を流している。
ロイヤルズのデイトン・ムーアGMはこれまで青木を残留させたい意向を示しているが、1985年以来となるポストシーズンで驚きの躍進を果たしたロイヤルズに貢献した青木だけに、FA市場での評価も高まっている模様だ。
ロイヤルズと同じア・リーグ中地区のホワイトソックスは今季73勝89敗と大きく負け越し4位と低迷。青木獲得が実現すれば、来季巻き返しの追い風となるかもしれない。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count