旋風イスラエル、15日に日本と激突  「驚き」の4連勝も監督は2次R突破に自信

キューバ破り2次Rも白星発進、「逆転勝利は大きな自信になった」

 第4回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の2次ラウンドが開幕し、初戦はA組1位のイスラエルがB組2位のキューバに4-1で勝利。1次ラウンドから無傷の4連勝を飾った。初出場で旋風を巻き起こしているが、ジェリー・ウェインスタイン監督は2次R突破にも自信をのぞかせている。

 イスラエルは2回、好投していたメジャー通算124勝(118敗)右腕ジェイソン・マーキーがデスパイネ(ソフトバンク)に先制ソロを被弾。この試合、リードを許したのは初めてだった。しかし、エース右腕はその後も快投を続ける。すると、打線が4回にラバンウエーのタイムリーで同点に追いつき、6回にボレンスタインのタイムリーなどで2点を勝ち越し。6回途中にマーキーが降板してからは救援陣が好投し、8回にスクイズで1点を追加して快勝した。

「キューバのような非常にレベルの高い国に勝てた。大きな勝利だった。しかも、今回のWBCでリードされたのは初めてだったので、逆転勝利は大きな自信になった」

 ウェインスタイン監督は試合後、笑顔で振り返った。1次Rから好調だった投手陣がしっかりと役割を果たし、8回にはスクイズで得点を奪うなど、攻守両面でレベルの高い野球を披露。「あれはサインプレー。最高の状況が揃っていたので」。指揮官はスクイズについても満足気に言及。決勝打のボレンスタインも「大きなホームランを打つ必要はない。それが野球。エラーでの出塁、犠打、犠飛、こういったものが野球に大きな影響を与える。それを理解しているのが僕たちの強みだ」と話した。

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