鷹の侍J5選手が秋季キャンプ合流 周東だけフルメニュー&特守に「足ガクガク」
プレミア12でレベルの差を痛感「走塁も守備も打撃も足りない」
ソフトバンクの周東佑京内野手が19日、宮崎市内で行われている秋季キャンプに合流し、いきなりフルメニューをこなした。「第2回 WBSCプレミア12」で優勝した野球日本代表「侍ジャパン」の活動を終えるとそのままキャンプ地入り。他の選手とともにフリー打撃などメニューをこなし、最後は特守まで行った。
「侍ジャパン」のメンバーだった嘉弥真新也投手、甲斐拓也捕手、甲斐野央投手、高橋礼投手とともに、優勝から一夜明けた18日に宮崎に入った周東。他の4選手はコンディションのチェックや、疲労を取り除くためのランニングなど軽めのメニューで早々に練習を終えたが、周東だけはこれまでキャンプを行ってきた選手たちと同じメニューをこなし、特守や強化トレーニングなども行った。
「プレミア12」の期間中は練習時間も試合前のわずかな時間だけだったため、この日の打撃練習ではいきなり手の皮が剥けたほど。練習を終え「足がガクガクです」と苦笑いだった周東は「足りないところが多いので、短い期間ですけど、練習量も足りていないので補っていきたい。走塁も守備も打撃も足りない。3段階くらいレベルを上げられるようにしたい」と誓った。
日本球界を代表するトッププレーヤーとともにプレーした侍ジャパンでの活動。先輩選手たちに積極的にアドバイスをもらい「走塁についても色々聞きましたし、打撃も秋山さんや近藤さん、守備でも源田さんとかに助言をもらいました。全部が大事です」。その一方でそういった選手たちとの「レベルの差を痛感しました」とも話す。
「東京五輪にも選ばれたい気持ちはありますけど、シーズンで頭から出られるようになりたいというのが1番の目標」。秋季キャンプは21日に打ち上げとなり、参加できるのは3日間だけ。それでも、来季に向けてのレベルアップのために周東は汗を流す。
(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)