オランダ12点爆勝で決勝Rに望み! バレ3打点、全勝イスラエル旋風止めた
2大会連続決勝R狙う蘭、8回コールドで1勝1敗…イスラエルは今大会初黒星
第4回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の2次ラウンド・プールEでは、13日にイスラエルとオランダが対戦。オランダが12-2で8回コールド勝利し、1勝1敗で2大会連続の決勝ラウンド進出に望みをつないだ。
オランダ打線が爆発した。2回に2四死球などで2死一、二塁とすると、8番・デカスターがセンターへ2点適時打を放って先制。3回には1死二、三塁から4番・バレンティンがセンターへ2点適時打を弾き返すと、続くグリゴリアスが左翼へ適時二塁打。さらに、2死三塁からザラーガの右中間二塁打で1点を挙げ、この回に4点を追加した。
4回になっても攻撃は続く。1死から1番・シモンズが右翼へ二塁打を放つと、2死一、二塁から再びバレンティンが右翼へ適時打を運んで1点追加。なおも2死一、三塁でグリゴリアスが右翼へ特大3点弾を叩き込み、10得点とした。
さらに8回に1死からプロファー、バレンティンの連打で一、三塁とすると、グリゴリアスの右犠飛で1点追加。さらに、2死一、二塁からザラーガの中前打で二塁走者だったバレティンが生還し、12-2と10点リードをつけた。
投げてはメジャー通算53勝の先発ジャージェンスが快投を披露。強打のイスラエル打線を相手に、3回まで三塁を踏ませず。4回こそ1死からフレイマンに右翼へソロ弾を運ばれたが、緩急をつけた投球でテンポよくアウトを重ね、6回を74球、5安打無四球5奪三振1失点とした。
イスラエル打線は7回に、オランダ2番手・スルバランから1点をもぎ取ったが、反撃はそこまで。大会規定により、8回終了時で10点差がついたため、オランダのコールド勝ちとなった。
1次ラウンドでの対戦ではイスラエルが4-2で勝利したが、2次ラウンドの“再戦”ではオランダが面目躍如した。
【了】
フルカウント編集部●文 text by Full-Count