大谷のエンゼルスにマドン監督就任でシカゴ紙“羨望” 「優勝争いするチームに」
シカゴ紙「マドンのような監督を、なかなか忘れることができない」
大谷翔平投手が所属するエンゼルスの来季監督に、今季までカブスを率いたジョー・マドン氏が就任した。シカゴの地元紙「シカゴ・サンタイムズ」は「どうしても気になること・この中でどのチームが先にワールドシリーズを制覇するか。ホワイトソックスか、カブスか、それともジョー・マドンのエンゼルスか?」とのタイトルでエンゼルスを特集。マドン氏がエンゼルスを「優勝争いに加わるようなチームに変えるだろう」としている。
カブスで5年間指揮を執ったマドン氏に焦点を当て「彼の新しいチームを2020年以降のシーズンに優勝争いに関わるようなチームに変えるだろう」と指摘し「マドンのような監督をシカゴはなかなか忘れることができない」と評価した。
エンゼルスは契約が2年残っていたオースマス監督を解任してまでマドン氏を新監督に招へい。3度目のMVPを獲得したトラウト、そして20年に二刀流を復活する大谷の起用法にも注目が集まっている。
チームはマドン新監督には若手育成にも期待をかけており記事では「力を発揮しそうな若くて将来有望なプロスペクトも多くいる」と言及。ビリー・エップラーGMのコメントを紹介し「(チームを)毎年改善していければと思っている。その改善のステップが大きなものだったら、より良いことだ」と語ったという。
エンゼルスと同じア・リーグ西地区に所属するアスレチックスのデビッド・フォーストGMも「オースマスの契約を打ち切ってまでマドンを監督を獲得したところに、エンゼルスの『勝つことへの本気度』が分かる」と警戒しており「財源がある。優秀な人材も多い。トラウトとオオタニのような選手がいて、すでによい基盤があるチームだ。だからエンゼルスのことはいつも気になっている」と伝えた。
マドン氏は監督就任会見で「私の夢は、ワールドシリーズでカブスと対戦して勝つことだ」と古巣との頂上決戦を誓っている。今季は72勝90敗でア・リーグ西地区4位に終わったエンゼルス。名将マドン氏の手でどのように変わっていくだろうか。
(Full-Count編集部)