アストロズが「嫌われ度NO1」に!? 相次ぐ不正疑惑に「ここまで腐ってきたとは」
アストロズの騒動まで、最も嫌われていたチームはNFLのペイトリオッツ?
アストロズが世界一に輝いた2017年に“チームぐるみ”で不正行為を行っていたことを当時所属していた選手らが証言し、“サイン盗み”疑惑として波紋を広げている。米メディア「ザ・ループ」は「ヒューストン・アストロズは、最も嫌われているチーム争いで、ペイトリオッツに挑戦している」との見出しで、一連の騒動で全米のファンの好感度を下げていると伝えている。
過去にはNFLでも不正騒動があった。2007年にニューイングランド・ペイトリオッツが相手チームのシグナルを盗撮したことが発覚し、全米から多くの非難を浴びた。記事では、今回の騒動まで最も嫌われていたチームはペイトリオッツだと言及。「嫌われ度の記録の基準をつくった。彼らはインチキをして、自己弁護的で、秘密主義で、酷い人間だと人々は感じた。そして、ペイトリオッツのファンはみんな、世界中の人が彼らを敵視してるかのように感じているようだった」としている。
しかし、今回の騒動で状況は一変。「NFLのペイトリオッツほど世に嫌われるチームは絶対に現れないだろうと思っていたが、数々のスキャンダルで、アストロズも世間で最も嫌われるチームとして、ペイトリオッツといい勝負になってきた」とアストロズの好感度が下がっているとした。
アストロズは、カメラを使ってサインを盗み、ゴミ箱を叩いて打者に知らせていたという不正のほかにも、隠しカメラでスパイをしている、対戦相手のダグアウトに向かって携帯電話を向けているといったものまで次々と報道。さらに、不正を指摘したヤンキースをAJ・ヒンチ監督がバカにした、ブランドン・トーブマンGM補佐が女性報道陣に不適切な発言を行ったなどのモラルを問われる事件も起きている。
記事では「この3年間という短かい間で、ここまで腐ってきたとは、素晴らしい偉業だ。近い将来、アストロズがペイトリオッツを破って、嫌われ度ナンバー1のチームになることも不可能ではない気がする」とし、「ヒューストンに乾杯!」と皮肉で締めている。この騒動はまだまだオフシーズンを賑わせそうだ。
(Full-Count編集部)