アストロズ“サイン盗み”疑惑にド軍主軸打者「残念なこと。嫌な気持ち」
ドジャース・ピーダーソンは“疑惑”のワールドシリーズに出場していた
アストロズが世界一に輝いた2017年に“チームぐるみ”で不正行為を行っていたことを当時所属していた選手らが証言し、“サイン盗み”疑惑として波紋を広げている。大リーグ機構(MLB)のマンフレッド・コミッショナーは21日(同22日)に18、19年も調査対象とすることを明らかにするなど騒動は収まりそうにないが、17年ワールドシリーズで敗れたドジャースの選手が騒動について言及した。
主軸打者のジョク・ピーダーソンは21日に本拠地ドジャースタジアムで行われたイベントに参加。ピーダーソンは17年ワールドシリーズで5試合に出場。5試合とも安打を放つなど14打数5安打の打率.357、3本塁打、5打点と存在感を発揮していた。報道陣の取材に対応したが、アストロズの騒動については「残念なことだよ。負けた当時の嫌な気持ちを思い出す。でも、今日はアストロズのことを話す日じゃないよ」と慎重に話すだけだった。
マンフレッド・コミッショナーは調査結果次第でドラフト会議での指名権剥奪などの罰則を科す意向を示している。MLBはアストロズの元従業員や対戦相手のチームなどから情報を集めているが、騒動はまだまだ収まりそうになさそうだ。
(盆子原浩二 / Koji Bonkobara)