大谷翔平、ついに運転免許取得へ「もう仮免は取りました。2日間だけ勉強して」
9月の左膝手術で体が不自由だった時期に仮免取得「いちいちパスポートを持ち歩かなくていい」
エンゼルスの大谷翔平投手は23日、米国で運転免許証を取得していると明かした。右肘、左膝のリハビリの合間を縫って、22日に米国から一時帰国。都内のスポーツ用品大手「デサント」東京オフィスでFull-Count編集部の単独インタビュー(順次公開)に応じ、「もう仮免は取りました」と打ち明けた。
左膝を手術した9月13日以降に米国で仮免許を取得したという。この日、大谷は黒のスーツでインタビューに応じ、「仮免は取りました。それは(手術後で体が)動けない時期に取りました。(仮免取得までは)本当に2日間だけ。膝を手術して動けない時に、2日間だけ勉強して、パッと行って、仮免だけ取りました」とスピード取得だったと明かした。
日本ハム時代から移動手段はタクシーや同僚の車。オフ期間中もトレーニングなど野球中心で、エンゼルス入りした18年以降は水原一平通訳が運転する自動車で球場入りしていた。「(免許は)あった方がやっぱりいいもんなので。僕は身分証明書とかないので。あるだけでも便利ですし、いちいちパスポートを持ち歩かなくていいですし」。米国では日本より短い期間で免許取得できることも後押しとなった。
今後は運転実技試験。合格すれば、運転免許証を取得できる。車社会の米国ではニューヨークのような大都市以外は車移動が一般的。運転免許を取得すれば、大谷の行動範囲は大きく広がるが、身分証明書ゲットの目的が大きいようだ。車で行ってみたいところについては「特にないですけどね」と照れ笑いを浮かべていた。
【米国の運転免許証】
アメリカの免許証を発行する機関DMV(Department of Motor Vehicles)で筆記試験を予約。筆記試験に合格すると、仮免許を取得できる。仮免許は助手席に免許を持つ人が座れば、一般道での練習が可能だ。運転実技試験では試験官が自家用車の助手席に座った状態で一般道を運転。合格すれば、米国運転免許証を取得できる。米国では日本のように数か月、数週間の合宿へ行く必要もなく、取得まで時間もお金もかからない。また、米国免許証の有効期間内、外国で免許取得から3か月以上滞在したことなどが証明できるもの(パスポート)があれば、日本の免許に切り替えられる。