米FA市場で前田健太に高評価 「違いを作れる存在」
移籍先候補にマリナーズ、アストロズ、ツインズなどが挙がる
広島の前田健太投手が米地元メディアの今季のフリーエージェント(FA)の先発投手特集で「違いを作れる存在」と評価され、ポスティングでメジャー挑戦する場合の移籍先候補としてアストロズ、マリナーズ、ツインズが挙げられている。米紙USAトゥデーが報じている。
この投手特集では「エリート」、「違いを作れる存在」、「中立地帯」、「バーゲン品」の4項目に分かれている。エリート部門に入っているのは2013年サイ・ヤング賞受賞のマックス・シャーザー投手とジョン・レスター投手のわずか2投手。前田はその両エースに次ぐステータスを手にしている。
「もしも彼がポスティングにかけられるのなら、昨季の田中将大ほどのざわめきは呼ばないだろう。彼のスキルは田中ほど印象的ではないし、今年は昨年よりも(先発投手に関する)オプションが多い。しかし、前田は日本で投手の3冠を勝ち取ったこともあり、2013年のワールドベースボールクラシックでも輝いた。7年間の通算防御は2・44である。まだ26歳。前田との交渉に必要な2000万ドルのポスティング費を支払うチームは数多く存在する」
寸評ではそう高く評価。移籍先の候補としては今季ア・リーグ西地区4位のアストロズ、同3位のマリナーズ、ア・リーグ中地区最下位のツインズが予想されている。
マリナーズは岩隈久志投手も活躍し、今季はプレーオフ進出目前までこぎつけた。今オフのポスティングでのメジャー挑戦の可能性は低いという声も出ている前田だが、新シーズンに岩隈と先発ローテーションを守ることもあるのか。その去就に米国も注目している。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count