WBC王者とWS王者による“世界一決定戦”を― 侍と対戦のカブス名将が提唱
WBC決勝戦直後の開催を提案、「メジャーリーグのチームは最高の状態」
第4回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で決勝ラウンドまで勝ち進んだ野球日本代表「侍ジャパン」は18日(日本時間19日)、アリゾナ州メサでカブスと練習試合で対戦。日本は菊池涼介内野手(広島)のソロ弾で先制するも、4-6で敗れた。昨季のワールドシリーズ(WS)王者カブスを率いる名将ジョー・マドン監督は試合後、WBC王者とWS王者がWBC終了後に激突する夢の“世界一決定戦”の実現を提唱したとMLB公式サイトが報じている。
記事によると、侍ジャパンとの一戦を終えたマドン監督は魅力的なマッチアップを提案したという。前年度のWS王者とWBC王者による、3勝先取の最大5試合の最強チーム決定戦――。開催時期はWBC決勝戦終了直後で、MLB球団とNPB球団にとっては開幕までの最終週が理想的だとしている。
マドン監督は「メジャーリーグのチームは最高の状態に仕上がっているだろう。面白いと思うんだよ」と語ったという。今年ならカブスが優勝国と激突することになる。WBCの決勝戦は22日(同23日)にドジャースタジアムで行われる。メジャー開幕を1週間後に控えるチームにとっても、ベストな状態で真剣勝負に臨めるというのだ。
日本、アメリカ、メキシコ、韓国を舞台に熱戦を繰り広げてきたWBCも、20日(同21日)からついに決勝ラウンドに突入する。決勝戦の後、WBC覇者とWS王者との“世界一決定戦”が次回大会以降に実現するなら、WBCの熱狂がメジャーリーグやNPB開幕にそのまま引き継がれることになりそうだ。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count