アストロズの“サイン盗み”に怒りの声続々「野球する資格ない」米メディアが特集
ドジャースのジャンセン「野球をする資格はない」
MLBで波紋を広げているアストロズによる“サイン盗み疑惑”。様々なメディアが検証記事を掲載し、“証拠”とされるものが次々と公に出てきている。
そんな中で米スポーツ専門メディア「ジ・アスレチックは「電子機器を使ったサイン盗みにMLBの投手たちが激怒した」とする記事を掲載し、現役投手たちからの“怒りの声”を紹介している。
隠しカメラで相手のサインを盗み、ゴミ箱を叩いて打者に知らせていたという、アストロズの“サイン盗み”疑惑。厳罰を望む声が多くあがる中でドジャースの守護神ケンリー・ジャンセン投手は「もし、あるチームが不正を行ったことが事実で、そのことで、罰金を払ったり、永久追放されたり、仕事を失ったりすることがあれば、彼らには、もう野球をする資格はないと思ってる」と地元紙「ロサンゼルス・タイムス」に語った。
ナショナルズのクローザーであるショーン・ドゥーリトル投手は自身のツイッターで「サイン盗みは野球の一部で自分の目を使ってならOKだ」とする一方で、電子機器などを使ってのサイン盗みは「それは不正だよ」と指摘した。
さらに「ジ・アスレチック」では、マーカス・ストローマンがゴミ箱を叩く映像に対してツイッターで「これは、クレイジーだ」と記したこと、ノア・シンダーガードが皮肉たっぷりに「ビックリしたよ」と反応したこともレポートしている。
また「もし、球団が、カメラを使って、ライブでサイン盗み、それをリレーしてるなら、自分で知らないうちに負け戦争に巻き込まれてしまったようなものだよ」とする2017年にアストロズと対戦経験のある投手、そして「もし今回で厳しい処分を下さないなら、他の球団が同じことをするようになる」とするMLBの現役コーチのコメントも紹介した。
「もし、MLBがカメラを使ったライブでのサイン盗みをしたチームを見つけたなら、投手たちは、彼らに対して、永久追放や長期の出場停止処分などの厳しい処罰を望むだろう」と”サイン盗み”に対しての厳罰を求めた「ジ・アスレチック」。このサイン盗み疑惑はどういった結末で着地するのだろうか。
(Full-Count編集部)