鷹・川島、現状維持7000万円で新たに2年契約「九州で野球人生を終えたい」

契約更改に臨んだソフトバンク・川島慶三【写真:福谷佑介】
契約更改に臨んだソフトバンク・川島慶三【写真:福谷佑介】

保持していた海外FA権は行使せずに残留を決断

 ソフトバンクの主力組の契約更改交渉が2日、始まった。1人目となった川島慶三内野手は今季から現状維持となる年俸7000万円、新たに2021年までの2年契約でサインした(金額は推定)。

 2018年から年俸7000万円の2年契約を結んでいた川島。2年契約が満了となった今オフも保持している海外FA権を行使せずに残留を決断し「残り少ない野球人生、年齢的にもと思いがちですが、まだまだ野球をしたい、地元九州で野球人生を終えたい気持ちがマッチした。ホークスでもっと試合に出たい、3年、4年とできるようにと思いました」と“ホークス愛”を語った。

 今季は左肩痛で離脱した期間もありながら、主に左投手を相手にする“左キラー”として47試合に出場して打率.364をマーク。またベンチでもチームの盛り上げ役の1人として仲間に声をかけるなど、チームに不可欠な存在になっていた。グラウンド内外でのチームへの貢献を高く評価された形で、36歳で新たな複数年契約を掴んだ。

 2014年にトレードでヤクルトから加入し、6シーズンに渡ってソフトバンクでプレーし、今ではチームを代表する選手の1人となった川島は「最高の評価。怪我して2か月いなかったのに現状維持。下がるかと思ったけど、3連覇した大盤振る舞いじゃないかと思います」と笑顔で語っていた。

(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)

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