イチローに受けた衝撃語る米代表ジョーンズ、侍J警戒「基本が素晴らしい」
米国代表選手の侍Jの印象は? “隙ない野球”警戒「基本が素晴らしい」
21日(日本時間22日)に行われる第4回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)準決勝で侍ジャパンと対戦するアメリカ代表選手が前日の20日(同21日)に記者会見に臨み、日本についての印象を語った。
ここまで攻守で貢献してきたアダム・ジョーンズ外野手(オリオールズ)は自身がメジャー昇格した当時にイチロー外野手(現マーリンズ)のプレーに衝撃を受けたことを明かし、日本の野球を「クリーンな試合運びをし、基本が素晴らしい」と評して警戒。同じく打線の中軸に座るエリック・ホズマー内野手(ロイヤルズ)も「同感」と話し、隙を見せない日本野球を打ち破るために集中する構えを見せた。
悲願の初優勝を狙うアメリカにとっても負けられない一戦。ジム・リーランド監督はドジャー・スタジアムで戦う大一番に昨季メジャー16勝のタナー・ロアーク(ナショナルズ)を送り出すことを決め、「この大会に自ら手を挙げて参加してくれた。先発するに相応しい投手。この上なく自信がある」と大きな期待を寄せた。大役を託された右腕も闘志を燃やす。今大会唯一の登板となった1次ラウンドのドミニカ共和国戦で1回1/3を3失点と不本意な結果に終わっており、「全てを試合で出し切りたい」と力を込めた。
相対する侍ジャパンについて、アメリカ代表の選手たちはどのような印象を持っているのか――。記者会見に臨んだジョーンズは「クリーンな試合運びをし、基本が素晴らしいということだね。ランナーを進めたり、バントをしたり。守備ではエラーも少ない。とても、とても基本的な面に優れたチームだ」と語った。その象徴的な存在はメジャーで16シーズンをプレーしてきたベテラン外野手だ。