14イニング連続0封! ロッテ大嶺祐は「助かる使い方」、第2先発プランも

防御率1点台の投手陣は質、量ともに理想的…監督「頭数はそろっている」

 オープン戦1点台のチーム防御率で、ハイレベルなチーム内競争を繰り広げるロッテ投手陣。その中で、大嶺祐太投手が22日のオープン戦・中日戦(ZOZOマリン)でも好投した。8回からリリーフし、2イニング30球を投げ、1安打無失点。オープン戦14イニング連続無失点投球を続け、開幕1軍を決定づけた。

「いろんな使い方ができる。長いイニングも任せられるし、ありがたい存在。佐々木と2人で1試合いってくれれば、助かる使い方になる」と英二投手コーチ。ドラ1ルーキー佐々木と開幕ローテの椅子を争っているが、チーム状況によっては、WBCでいう第2先発的な使い方も視野に入れているようだ。

 開幕投手の涌井、石川に続いて唐川の評価が高く、スタンリッジ、先発転向の西野も実績からいって外せない。昨年7勝を挙げた二木は、ドラフト2位ルーキー酒居とともに2軍で調整しており、英二投手コーチは「4月中に1軍先発1度は約束している。肘に不安がある西野は休ませながら」と説明。ローテ5、6番目は、ルーキー佐々木の起用法を含めて流動的のようだ。

「どっちにしても、頭数はそろっている。入れ替えはできるし、(開幕から)出番がなくても必ず来る」と伊東監督。ロッテ投手陣のスタッフに関しては、質、量とも理想的な形で開幕を迎えそうだ。

【了】

細野能功●文 text by Yoshinori Hosono

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