燕ドラ1奥川、プロ入り3大目標は「ケガをせず長く」「あの神宮で」「沢村賞」
注目の新入団6選手に異例の入団前レプリカユニホーム販売も
ヤクルトは3日、東京・港区のヤクルトホールで新入団選手発表会を行った。ドラフト1位の奥川恭伸投手(星稜高)はプロ入り後の目標を明かした。
将来のエースとして期待を受ける右腕。目指すは、もちろん球界最高のあの賞だ。「1つは大きなケガをせず長く活躍すること。もう1つはタイトルを取ることです。投手として一番の評価はやっぱり、沢村賞だと思います」。自身が目標とするヤンキースの田中将大投手も楽天時代の2011年、2013年の2度受賞したことのある特別賞に目を輝かせた。
奥川は星稜高2年秋に「第49回明治神宮野球大会」に出場し、決勝で初出場だった札幌大谷高に敗れた。「神宮は2年の神宮大会のイメージが強い。もう一度あの神宮球場でしっかり活躍できるようにと思っている」。目の前で優勝を逃した悔しさが残る神宮のマウンドに、いい記憶を上書きする。
多くの目標を立てた奥川だが、まだスタートラインに立ったばかり。「まだ分からないことも多い。練習もやれるだけやって……。練習しかないと思う」と成長を誓った。
(臼井杏奈 / Anna Usui)