西武栗山、1300万円増の1.5億円でサイン 松坂復帰に「スーパースター、憧れの先輩」

契約更改に臨んだ西武・栗山巧【写真:安藤かなみ】
契約更改に臨んだ西武・栗山巧【写真:安藤かなみ】

来季は2000本安打にも期待「そこが見えるようにやっていきたい」

 西武の栗山巧外野手が4日、所沢市内の球団事務所で契約更改交渉を行い、1300万アップの年俸1億5000万円でサインした(金額は推定)。来季について問われた栗山は「トータルな数字よりも、開幕からスタメンでしっかり出れるように。どんな状況でも競争であることには変わらないので、キャンプ、オープン戦からアピールしたい」とリーグ3連覇、そして悲願の日本一へ抱負を語った。

 今季は昨年を上回る123試合に出場し、主に指名打者として114試合にスタメン出場した栗山。3年ぶりに規定打席に到達するなど打線の中心を担うと、勝負強い打撃でチームをけん引しチームの2連覇に大きく貢献した。

 8月には通算100号本塁打を達成し、プロ18年で積み重ねた通算安打は1825本に到達。石毛宏典さんが持っていた球団の通算安打記録を更新するなど、球団の歴史にもその名を刻んだ。2000本安打という金字塔まであと175本と迫っているが「まだ目標になるところまで来ていない。そこ(2000本)が見えるようにやっていきたい」と冷静に大台を見つめていた。

 来季から14年ぶりに西武に復帰することが決まった松坂大輔投手とは数年間共にプレーした経験を持つ。栗山は「実績のあるスーパースター。憧れの先輩です」と松坂の復帰を歓迎。「圧倒的なオーラと投球がすごかった」と再会の日を心待ちにしていた。

(安藤かなみ / Kanami Ando)

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