蘭バンデン、ソフトB合流 18時間移動→休日返上「すぐに1軍で投げられる」
WBC終えて来日、即練習参加「疲れているのは飛行機の移動のせい(笑い)」
オランダ代表としてWBCに出場していたソフトバンクのリック・バンデンハーク投手が23日、来日し、阪神とのオープン戦を戦うチームに合流した。
当初、この日はオフの予定だったが、ヤフオクドームに姿を現すと、早速、チームメートとともにキャッチボールなどで練習を行い、「18時間も飛行機に乗っていたから。体を動かしたかったので来たよ。チームメートに会えて良かった。一緒にチームメートと練習できて、いい気分だった」と笑顔だった。
日本とともにベスト4に進出したオランダ代表。右腕も準決勝のプエルトリコ戦に先発するなど、大会を通じて3試合に先発した。肉体面、精神面の疲労も懸念される中で「疲れているのは、ほとんどが飛行機の移動のせいだね(笑い)。日本からアメリカに行って、アメリカからこっちに来てだったからね。近いうちに準備はできると思うよ」と、体調面には問題がないことを強調した。
8日後にはシーズンが開幕。コンディション面を考慮され、調整期間が与えられる可能性もあるが、本人は「すぐに1軍で投げられる。感覚はいいよ」。WBC球からNPB球への対応についても「(ボールは)縫い目が違う感じはしましたけど、2年間投げてきたボールだから、大丈夫」と語っていた。
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福谷佑介●文 text by Yusuke Fukutani